今週の相場 米国・新興国株式について

NYダウが25000ドル近辺まで回復してきましたね。下がっても結局は右肩上がりになるNYダウのチャートはアメリカの経済力を表している気がします。

先週の相場を振り返りメモ的に記入していきます。

スポンサーリンク

米国株・新興国株は業績再評価で上昇基調に

・米国株は決算が好調であった情報技術セクターが戻りをけん引し、NYダウが25000ドル近辺に回復。

・アメリカ、中国間の関税発動保留の意向が見られたことにより、資本財株が業績評価され持ち直している。(貿易摩擦懸念が株価へのマイナス要因であった。)

・アメリカの金利上昇により新興国株は上値が重い展開。ただ、急激な金利上昇は考えにくく、緩やかなペースでの金利上昇であると考えられる。結果、新興国株は業績拡大を織り込み、回復傾向に転じるのではないか。

ハイテク株が米国株の戻りに貢献し、NYダウが一時25000ドル台に突入

・5/21に25013ドルと約2ヵ月ぶりに25000ドル台に回復した。

・米国企業の2018年1-3月期決算発表で、米主要500社の利益伸び率が前年同期比+26.2%と4/1時点予想の同+18.5%を大幅に上回る好調な内容であり、業績再評価の動きが広がったことが要因と考えられる。

・5/20の米財務長官の発言も後押し要因か。米中が追加関税の発動保留に合意したと発言したことで、米中貿易摩擦への警戒が和らぐ。

米主要500社セクター別の2018年1-3月期利益伸び率と株価動向

・3/23以降(NYダウの年初来安値の日にち)の業種別の株価動向

S&P500を上回るパフォーマンスを出しているセクターは、エネルギーや素材、情報技術セクターがS&P500を上回っている。

・特にS&P500の時価総額の4分の1を占める情報技術セクターの動きには注目したい。情報技術セクターの18年1-3月期利益伸び率は前年同期比+35.8%と事前予想から12.4ポイント上振れ。S&P500の同+26.2%を大幅に上回ったことで、ハイテク企業の成長性が再評価された模様。

貿易摩擦への警戒は緩和方向、資本財セクターの持ち直しが米国株を支える展開か

・資本財は1-3月期利益伸び率が前年同期比+24.7%と事前予想から10ポイント上振れ。しかし、3/23からの騰落率はS&P500指数の+5.6%を下回る3.3%であった。

・原油等の原材料価格の上昇に加え、鉄鋼・アルミ製品への関税が重し。

・500億ドル相当の中国製品への米制裁関税が6月に見込まれていたことや、同規模の中国の報復関税による輸出入コスト増加への懸念が株価の重荷となった。

・米中両国は関税発動を保留することになった。

米国側:中国に対米貿易黒字の2,000億ドル削減を求める

中国側:削減額の設定を拒否する。一方、エネルギーや農産物、航空機等の米国製品の輸入拡大を提案

・関税の業績影響への警戒は緩和に向かう可能性あり。

(米国と北朝鮮との会談で非核化が妥結することにより、中国の対米貿易黒字削減策が具体的になる。また、米国が行っている中国の通信機器大手の制裁解除があれば)

新興国株:業績拡大見込で持ち直しの動き(米金利上昇の落ち着きが必要)

・現状新興国株はパッとしない展開である。MSCI新興国株が5/23、1月の高値から11%程度下落し年初来安値を付けている。米金利上昇による新興国から資金流出が懸念されるため。

・過去の類似傾向だと、2013年のバーナンキ・ショックで米金利急上昇局面の際に、MSCI新興国株が15%下落している。

・IMFによると、新興国の18年経済成長率が前年比4.9%と、前年の+4.8%を上回り、19年に+5.1%に拡大すると予測。また、新興国企業の業績は消費拡大により高い伸びが続くであるとみられる。MSCI新興国株の1株当たり利益は18年以降1割超の伸びが続く見込みである。

・結果、米金利上昇が落ち着くにつれ新興国株は業績拡大を再び織り込み、戻り歩調となろう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする