流動性比率に注目した投資について(前編)

流動性とは株式市場に出回る株式数のことを指し、流動性が低いということは浮動株が少ない、もしくは特定株が多いことを意味します。

ここでは、浮動株が少ない銘柄、つまり流動性の低い銘柄(品薄株)のTOPIX買い日を狙う投資について説明したいと思います。(TOPIX買いには予め期日が決まっていて、その日をTOPIX買い日といいます。)

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流動性の低い銘柄を判別するには

品薄株かどうかを判定する基準として、

流動性比率=月平均出来高÷発行済株数

という式があります。

この計算式を用いて、品薄株かどうかを判別しましょう。

具体的な銘柄を用いての検証

今回は具体例として、コンドーテック(株)を取り扱います。(コンドーテックは2011427日東京証券市場第一部に指定される。TOPIX買い日の来る日は上場日から一ヶ月後の530日です。)

同じ時期に上場した会社として、(株)ブイ・テクノロジーという会社も具体例として取り扱います。(ブイ・テクノロジーは2011228日に東京証券市場第一部に指定される。一ヶ月後の2011331日がTOPIX買い日)

ブイ・テクノロジーのTOPIX買い日の出来高は2339、発行済株数は47540で、この出来高を割り算すると、

2339÷47540=0.049201

つまり4.9%です。この値をTOPIX買い比率とします。

時期がほぼ同じなら、TOPIX買いの日の出来高を発行済株数で割った値(以下TOPIX買い比率とする)はほぼ一定になるので、このTOPIX買い比率を基準とします。

TOPIX比率=TOPIX買いの日の出来高÷発行済株数

コンドーテックのTOPIX比率は、

375500÷13528000=0.027757244

つまり2.77%であす。コンドーテックの発行済株数は13528000株、これにTOPIX買い比率の4.9%をかけると、

13528000×0.049201=665591

株となります。

コンドーテックの一日の出来高は、1万~3万であるので、証券会社(証券会社はジンベイザメと比喩され、このような取引方法をコバンザメ投資という。)は一ヶ月相当の量を一日で買わなければいけません。

この数値が大きければ大きいほど個人投資家が利益を獲得しやすい状況であると言えます。

コンドーテックの20101月~12月の月間平均出来高は57100株ですが、この値だけではコンドーテックが品薄株かどうかわかりません。

そこで、先ほどの流動性比率を計算すると、

57100÷13528000=0.00422875

つまり0.422%である。流動性比率は1%でも低いとみなされるので、コンドーテックの流動性比率は低い方であるとわかります。

この時のTOPIX買い比率は4.9%、この値を先ほど計算した流動性比率である、0.422%で割ると、

0.049201÷0.00422875=11.63488028

です。

この値が意味するところは、コンドーテックのTOPIX買いの数量が11ヶ月分に相当するということです。

この値が大きければ大きいほどTOPIX買いのインパクトが大きいと言えます。

TOPIX買いのインパクトは、TOPIX買いの日の出来高が、何ヶ月文の出来高に相当するかを計算して推定できます。

TOPIX買いのインパクト(月数)=TOPIX比率÷月平均出来高×発行済株数

  =TOPIX比率÷流動性比率

で求めることができます。

TOPIX比率=TOPIX買いの日の出来高÷発行済株数

この数値が大きければ大きいほど個人投資家が利益を獲得しやすい状況であると言えます。

 

TOPIX買いのインパクト(月数)=TOPIX比率÷月平均出来高×発行済株数

  =TOPIX比率÷流動性比率

で求めることができます。

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