ライザップが東証へ鞍替えする条件は達成しているの?IRを読み解く

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こんにちは、元証券マンのえっちょです。

 

最近ライザップの株価の上昇っぷりがすごかったので色々と調べて見ました。

 

噂では東証へ今期中に鞍替えするのでは?とか様々な情報が錯綜してますね。

 

 

そこで今回は、そもそも東証に上場する条件を満たしているのかを検証していきたいと思います。

 

 

東証へ上場するための条件について

 

東証へ上場するためには形式要件適格要件の2つがあります。

 

次の画像はJPX(日本取引所グループ)のHPに記載されている上場要件です。

 

 

 

この画像が形式要件ですね。

買いてあるのは株主数が何人以上必要とか、時価総額がいくら以上必要とかです。

 

 

上の画像が適格要件です。

 

こちらには企業が継続的に安定して収益を上げることができるのか、

内部体制はしっかりしているのかとかそんなことが書かれています。

 

 

これだけを見てもよくわからん!となるかと思いますのでもう少し詳しく見てみましょう。

 

ちなみにライザップ知らない人はいないと思いますが、こちらから具体的なモデルを見ることができます。↓↓

CMで話題!RIZAP

 

 

上場要件をライザップグループのIR資料を見て比較してみる

 

形式要件の上から順に見ていきましょう。

 

株主数(推定時見込み)2200人以上

ライザップの株主数は4万人以上のため余裕でクリアしてますね。

 

流通株式等(指定時見込み)

  1. 流通株式数 2万単位以上
  2. 流通株式時価総額 20億円以上
  3. 流通株式数(比率) 上場株券等の35%以上

1.流通株式数が2万単位以上に関しては

文字通り市場に出回っている株数が2万単位以上あればいいんです。

 

ちなみにライザップは100株単位なので2万単位とは200万株ですね。

 

流通株式は

1億2746万株(発行総数)×17.5%(浮動株)=2230万5500株

あるため条件はクリアしていますね。

 

 

2.流通株式時価総額 20億円以上

これは余裕でクリアしてますね。現在の株価が2480円なら時価総額は6300億くらいあります。

 

3.流通株式数(比率) 上場株券等の35%以上

 

 

 

 

 

流通株式数は上の画像の通りに計算できます。

 

流通株式数=254872000(上場株式数)ー{37514000(役員所有株式数)+200(自己株式数)+44343600+37514000(上場株式数の10%以上を所有する者が所有する株式数)}

=254872000ー119367800

135504200

 

1億3550万4200株は上場株式数の53%に当たるため条件をクリアしていますね。

 

【上場株式数の10%以上を所有する者が所有する株式数】がポイントですね。

今回は素直に計算しましたが、

 

 

 

画像の条件にCBM株式会社の保有分が当てはまるかどうかは確認中です。

CBM株式会社とはライザップの社長が代表で経営している資産運用会社です。

 

 

 

売買高 申請日の属する月の前の月以前3ヶ月間及びその前の3ヶ月間の月平均売買高が200単位以上

 

200単位以上ということは、3ヶ月間の出来高が2万株以上であればいいということですね。

 

 

今年に入ってからの月間出来高が上の画像なのでこちらも条件をクリアしていますね。

 

④時価総額(推定時見込み) 40億円以上

 

上の画像の株価で7000億円以上なので余裕のクリアです。

株価が10分の一になってもクリアしてますね。

 

⑤純資産の額(指定時見込み) 連結純資産の額が10億円以上 (かつ単体純資産の額が負でないこと)

 

PBRから逆算して求めてみます。

PBR=株価/一株あたり純資産(BPS)

ざっくりですが、34=2940/BPSと計算でき、BPS=86になります。

 

BPS=純資産/発行済株式数で求められるので

86=純資産/254872000なので、

純資産=219億1899万円程度になります。

 

こちらもクリアですね。

 

⑥利益の額又は時価総額 (利益の額については、連結経常利益金額に少数株主損益を加減)

次のa又はbのいずれかに適合すること

  1. 最近2年間の経常利益の合計5億円以上
  2. 時価総額が500億円以上 (最近1 年間における売上高が100 億円未満である場合を除く)

 

これはあっさりですね。

今期分の経常益が43億くらいあるので条件aをクリアしますね。

 

 

⑦虚偽記載又は不適正意見等

  1. 最近5年間の有価証券報告書等に「虚偽記載」なし
  2. 最近5年間「無限定適正」又は「除外事項を付した限定付適正」
  3. 次の(a)及び(b)に該当するものでないこと(a)最近1年間の内部統制報告書に「評価結果を表明できない」旨の記載(b)最近1年間の内部統制監査報告書に「意見の表明をしない」旨の記載

これは私にはわかりません(笑)

 

東 邦 監 査 法 人

指定社員 業務執行社員 公認会計士 矢 崎 英 城

指定社員 業務執行社員 公認会計士 神 戸 宏 明

指定社員 業務執行社員 公認会計士 木 戸 秀 徳

 

この方達がきちんとした監査をしていることを祈るしかできませんしね。

 

⑧単元株式数(推定時見込み) 100株

 

クリアしてますね。

 

上記の通りであれば形式要件はクリアしていることになります。

次は適格要件を見ましょう。

 

適格要件

企業の継続性及び収益性 継続的に事業を営み、かつ、安定的な収益基盤を有していること
企業経営の健全性 事業を公正かつ忠実に遂行していること
企業のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性 コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制が適切に整備され、機能していること
企業内容等の開示の適正性 企業内容等の開示を適正に行うことができる状況にあること
その他公益又は投資者保護の観点から東証が必要と認める事項

 

と上記のようになるのですが、正直これらに関しては調べようがないので割愛しますね。

 

 

色々書きましたが、個人的には東証に移動してもおかしくはないかなと思います。

気になる点は、

 

CBM株式会社の位置付け

札幌証券取引所のアンビシャスには8社しか上場企業がなく、

 

 

画像のようにほとんどがライザップグループの取引だという点。

 

今年の8月に株式分割をしていること(9月の決算前に反映するのを狙ったような時期ですね)

 

なので3月の決算に間に合わせることを考えれば、来年の2月に株式の分割やそれらしい動きがあれば、東証に移動しようとしていることのサインになるのかなーと思います。

 

(5/28追記)

ライザップ動きが出てきましたね。カルビーの会長をライザップのCOOに据えたり、株式の1:2の分割を行うようです。さらに2027万株の新株発行とかいろいろ派手に動いてきました。年内中に東証に鞍替えする感じなんですかね。株価がパッとしなかったので今後に期待です。

 

 

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