ソーシャルレンディング最大手のmaneo集団訴訟へ やはり旨い話には裏がある

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昨年末から分配金の支払遅延があり雲行きが怪しくなっていたmaneoですが、ついに集団訴訟されることになりました。

 

高利回りであることを餌に、個人投資家から集金していましたが運用がうまくいかず、分配金の支払いがないため投資家が激オコ状態です。

 

ソーシャルレンディングでは、業者が様々な案件を示して勧誘を行っていますが、5%を超えるような高利回りの案件がごろごろ転がっていました。

 

投資したい人はその案件の中からチョイスして、希望額を申し込む仕組みです。

 

ソーシャルレンディングで集めた資金は不動産や太陽光発電など様々な事業に投資ファンドを経由して、融資されていた模様です。

 

その利息の一部が投資家に還元されると謳っていました。(先日投稿した「ヨーグルト。いいえケフィアです。」でお馴染みのやずやに風評被害 じゃない方のケフィア事業振興会が破産で家宅捜索のケースと似ていますね。)

 

 

ソーシャルレンディング最大手を提訴へ「11億円損害」

 

ネットで高めの利回りをPRして事業資金を募るソーシャルレンディングで最大手の「maneoマーケット」(マネオ、東京)などを相手どり、個人投資家57人が計約11億円の損害賠償を求める集団訴訟を8日にも東京地裁に起こす。

 

ウソの説明で投資を勧誘され、損害が出たとしている。

 

原告代理人の鈴木英司弁護士によると、ソーシャルレンディング業者への賠償請求訴訟では過去最大。

 

被告はマネオ、ファンド事業会社グリーンインフラレンディング(GIL、東京)、再生可能エネルギー開発会社JCサービス(大阪)など4社と、GILとJC社の中久保正己社長。

 

原告はマネオの勧誘でGILに投資した北海道から沖縄までの会社員ら57人。

 

虚偽説明がなければ出資しなかったとして、投資金全額の支払いを求める。

 

マネオによると、GIL向け資金は134億円分が延滞となっている。

 

資金の行方は多くが不透明だが、15・5億円は近く投資家に戻る見通しとしている。

 

GILとJC社は7日、「募集額の60%程度は返済のめどが立つ」との声明を出した。

(引用;朝日新聞

 

調べてみると、2017年末時点では延滞発生金額は4500万程度だったようですが、2018年末には225億程度の投資に対する分配がなかったようです。

 

今回は業界最大手のmaneoが訴訟されていますが、投資した全額が返ってくるとは考えにくいですね。

 

先月も類似案件で、ラッキーバンク・インベストメント社(ソーシャルレンディング業者)が集団訴訟されています。

 

この会社は集めた資金を親族の会社に流し、返済できないと認識したうえで投資勧誘をしていた悪徳会社だったようです。

 

金融庁から業務改善命令を受けるまでに、155億円も投資家から搾取していました。

 

集団訴訟の結果としては、投資元本の30%ちょいが返済と、投資家から見れば元金の70%近くを失う残念な結果でした。

 

旨い話には裏がある。投資は自己責任で慎重に行いましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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