初心者が株を始めるタイミングはいつ?年齢別の考え方投資法まとめ

投機

 

資産運用で株を始めてみようと思っているけど、具体的にどうすればいいかわからない。

 

いくらぐらいの金額を用意して、どのくらいの期間保有して、利益がでたらどのタイミングで利食いして、損失がでたらどのタイミングで損切りすればいいかなど考えることが多く、何から手を付けていいかわからないという人もいるかと思います。

 

そこで今回は、年代別にどういう戦略で運用すべきかを書いていきます。

 

資産形成の時期別で考える投資金額

 

資産運用を始めようとする時の状態によって、いくらから投資を始めるべきかは変わってきます。

 

また、その人の何を目的に投資を行うのかで取れるリスクの大きさも変わってくるかと思います。

 

20~30代の働き盛りではあるが、あまり資産がなく、アーリーリタイアしたいがために数千万~数億を増やそうと考えている人と

 

60代以降で定年退職し、退職金を眠らせておいてもしょうがないし、社会勉強になって少しでも生活の足しになればいいなと考えている人では

 

取るべき投資戦略は当然異なってきます。

 

いくらくらいの金額でスタートし、どのような投資手法をとるのがベターなのかを書いていきます。

 

60代~ ある程度貯蓄があるものの今後に不安を抱えている

 

60代以上の方であれば、30万~100万程度の金額で気になる銘柄をいくつか買って様子見しましょう。

 

購入する銘柄はあまり値動きの大きくない銘柄がいいでしょう。マザーズやジャスダックのような新興市場ではなく、東証一部上場で時価総額が大きく、業績の良い会社を探しましょう。

 

複数銘柄を持ち複数回売買する実践経験が一番勉強になります。

 

試行回数が増えれば増えるほど経験値が溜りプラスになりますが、売買の都度なぜ利食いできたのか、なぜ損切りになったのかを検証しましょう。

 

そもそも購入した銘柄はこれから株価が上がるだろうと、業績なりチャートなりを見て判断しているはずです。

 

その購入前に建てた仮設が正しいかどうかの検証を繰り返すことで投資に対する精度が向上していくはずです。

 

ただ、必要以上にリスクを取らなくてもいい時期なため、何度か試しに行った売買の状況次第では高配当株を買って放置しておくなどしましょう。

 

 

50代~ 老後資金がいくら必要なのかを考えて運用

 

 

自分に必要な資金は、「現在の生活費と将来の年金額との差額」を「適当な余命年数分」蓄えておくのが基本となります。

仮に現在の生活費が月25万円、将来の年金受給額が月14万円(会社員で平均年収400万円の場合の大まかな受給額)で考えてみましょう。65歳から90歳まで25年間生きるとすると、25万円(生活費)-14万円(年金受給額)で月あたり11万円、生活費が不足しています。それが25年続くので、11万円×12ヵ月×25年で3,300万円を蓄えておくことが必要です。

(引用;fuelle

 

とあるようにある程度の目安金額を知っておくことが重要です。

 

既婚・未婚、子供の人数など人によって変わりますのでおのおの自分の環境にあてはめて、いくら必要かはあらかじめ調べておきましょう。

 

ただ、年金受給額は将来引き下げられるであろうことを考慮して、必要金額に余裕を持たせた方がベターだと思います。

 

仮に50歳ちょうどだとして、上記にあるような3300万までの不足金額が2000万前後だとしましょう。

 

 

年齢/保有資産 預貯金 保険 有価証券 その他金融商品
20代 159万円 33万円 5万円 22万円
30代 231万円 80万円 46万円 22万円
40代 361万円 202万円 83万円 54万円
50代 535万円 331万円 137万円 64万円
60代 900万円 354万円 251万円 30万円
70歳以上 859万円 307万円 374万円 41万円
全体 606万円 267万円 186万円 42万円

(引用;あなたの金融資産保有額は?年代別でみる運用資産の割合

 

50代の有価証券や金融商品の合計が200万程度なので、2000万を作るには10倍にしなければいけないことがわかります。

 

預貯金の500万を考えると1500万ですが、それでも7.5倍です。

 

10年で7.5倍にするには複利で考えても年間23%で運用しないといけないため現実的ではありません。

 

預貯金の500万から300万ほど投資に回し、金融商品の割合を増やすことが必要になってきます。

 

投資金額を500万で計算すると10年で2000万まで持っていくには15%(複利)での運用が必要です。

 

15%での運用も初心者が行うことを考えるとかなり厳しいため、そうならないようにもっと若いうちから資産運用を行った方がいいことがわかります。

 

50代で総資産1000万程度であれば、当初から500万程度で運用を行わないと老後の生活が厳しくなってしまいます。

 

40代~ 働き盛りで収入もあるが、子育てなど支出も多いためバランスを考えた運用

 

 

独身であれば、月20数万円程度で十分に生活はできると思います。30万円あれば多少の贅沢も可能でしょう。

 

既婚であれば、お子さんの学費など教育系の出費が嵩みますが将来のことを考えたら少額でもいいので運用を始めておきましょう。

 

2000万を老後までに作ろうと考え、ざっくり20年で計算してみましょう。

 

初期投資300万であれば、年利10%、20年複利で運用すればだいたい2000万程度になります。

 

もしくは、毎月5万を20年間積み立てプランで考えれば年利5%で2000万は作れます。

 

毎月5万を積み立てる方がリスクは分散されるので個人的にはおすすめです。

 

 

30代~ 仕事増で収入アップするが、住宅ローンや養育費で支出も増える。この時期の運用で将来が大きく変わる。

 

 

例えば、30代から資産運用を始めた場合と、40代から始めた場合とではどのようになるのかについてご紹介しましょう。

 

毎月の積み立て金額3万円、想定利回り3%で資産運用を始めた場合、30歳からスタートしていれば60歳になった時に最終積み立て金額は17,482,107円となります。

 

一方で40歳から始めた場合は60歳になった時に9,849,060円にしかならないのです。

 

その差は7,633,047円。かなり大きな違いになります。

 

もしも、想定利回り3%、毎月の積み立て金額が5万円だった場合、40歳から出産運用を始めた結果は60歳時点で16,415,100円となりますが、30歳から始めていた場合には29,136,844円にもなります。

 

その差は12,721,744円です。

 

こういった簡単な計算だけでも、30代という若いうちから始める資産運用の魅力がわかるでしょう。

(引用;http://www.richlife-mgmt.net/age/30.html

 

30代前半の早い時期に資産運用を行うことで、将来手にする金額は大きく変動することがわかります。

 

30代であれば仮に投資で損をしたとしても、今後の収入でカバーすることはそんなに難しくはないでしょう。

 

注意すべき点は、目先の資金が必要になり短期的な投資に傾倒するケースです。

 

住宅の購入や結婚、車などの大型出費があるので、100万円を短期的に倍~10倍にしようとして投機的行動をしてしまう人が良くいます。

 

バイオ銘柄など短期で数倍~10倍になる銘柄もめずらしくなく魅力的に思うのもわかります。

 

ただ、リスクが非常に高いので、始めたばかりの初心者や、積立投資しかしてこなかった人は触らないでおきましょう。

 

直近だとサンバイオがわかりやすいですね。ご参考にどうぞ。

 

サンバイオが半バイオ アキュセラ・インクの6連続ストップ安再びか

サンバイオショック株価5分の1で終焉 現在はマネーゲームで微上昇

 

 

20代~ 収入は少ないけど少額からでも運用に慣れるべき時期

 

 

20代で資産運用を行っている人の割合は10%に満たない程度のようです。

 

旅行や交際費など出費はあるでしょうが、節約できるところは節約し、少しでもいいので運用に資金をまわしていきましょう。

 

投資は経験が非常に重要なので、小額でコツコツ運用を行い、自分なりの勝ちパターンを作り、将来的にはまとまった資金で運用をしましょう。

 

時にはバイオ銘柄等を実際に買ってみてもいいでしょう。買ったタイミングと材料等によって上がったり下がったりする感覚を養ってもいいと思います。

 

将来大金でバイオ一発勝負!!みたいにならなければいいと思います。

 

22歳から毎月2万を積立し、年利5%(複利)で回すとすると、40年後には2977万円になっています。(元金は960万円)

 

それぞれ収支が違うので、自分の状況にあった現実的な目標を定め、シミュレーションをしてみましょう。

 

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