株初心者が配当金を受取る前に知るべきことをわかりやすく説明

投資

 

株式投資をこれから始める人、始めたばかりの人は情報収集をしているのではないでしょうか。

 

どこの証券会社で口座開設すればいいのか、どの銘柄を買えばいいのか、どのぐらいの期間保有すればいいのか、優待とか配当はどうやって貰うのかとか。。。

 

記事を書く際に調べてみれば、証券会社の比較サイトは山ほどありましたので、解説は他の人に任せます。

 

また、どの銘柄をどのタイミングで売買するかは私もわからないので教えられません。

(投資は自己責任です。ネットでは買い煽りや、売り煽りが激しく行われていますが、初心者の方は遠くから眺めるくらいにしておきましょう。)

 

優待に関しても詳しいサイトがいくつもありましたが、配当についての初心者向けサイトはあまりありませんでした。

 

ですので、今回はそんな投資初心者向けに【配当】についてくわしく解説していきます。

 

 

 

配当金に関する基本事項を学ぼう

 

そもそもの話ですが、配当金とはなんでしょうか?

 

なぜ株式を購入し、株主になれば配当金が貰えるのか。

 

配当金が支払われる仕組みを学び、今は配当が支払われていなくてもこれから配当が支払われる企業や、逆に今後配当が支払われなくなる可能性がある企業に注意しながら銘柄選定を行いましょう。

 

配当とは?

 

株主の権利の一つに配当を受け取る権利があります。

 

企業は株式を発行し、投資家から資金を集め、その集めた資金で会社を経営しています。

 

そのため出資者である投資家に対して、企業は何かしらの利益を提供しなければいけません。

 

順調に業績を伸ばし会社を拡大させ、株価の上昇で還元する

 

利益の一部を株主に配当という形で支払う

 

など利益提供の方法は企業によって方針が異なります。

 

そのため配当を出さない企業もあれば、企業ごとに配当の金額が異なるわけです。

 

いろいろ書きましたが、ざっくりと説明すると

 

投資家は株式の購入という形で、企業に出資をすることになります。

 

その出資する企業が儲かっている場合(儲かってない場合もまれに)、配当という形でお礼が貰えるよ!という感じです。

 

 

いつ?どこで?どうやって?いくらくらい配当はもらえるのか

 

 

一般的には1年に2回配当を支払う企業が多いです。(会社によっては年に1回の支払いや配当を支払わない会社もあるので事前調査が大切です。)

 

どの時期にいくら配当が出るのかを調べる

 

会社がどの時期にいくら配当を支払っているのかは、ネットで調べればすぐにわかります。

 

四季報オンラインというサイトで調べることができます。

 

 

画像の赤丸部分に調べたい銘柄を入力しましょう。

 

今回はトヨタ自動車を参考に入力してみます。

 

 

画像の赤丸部分をみてみましょう。

 

2014年は1株あたり165円、2015年は200円、2016年210円、2017年210円、2018年220円と配当が出ているのがわかります。

 

トヨタ自動車の決算期が3月、9月(一般的な企業は3月9月決算が多い)なため、配当がいくら支払われるかは3月9月の末で確定します。

 

3月末に購入した株の優待や配当は6月頃、9月末に購入した株の優待や配当は12月頃に受け取ることができます。

 

楽しい株主優待&配当参照)

 

2019年3月で見てみると上記カレンダーの26日が権利付最終日と書いてあるのがわかります。

 

3月26日までに購入した株式は、6月に配当や優待をもらう権利が発生します。(3月26日の購入もOK)

 

3月27日の購入だと6月の配当、優待はもらえません。9月末まで保有していれば12月には受け取ることができます。

 

 

どこでどうやって受け取るのか?

 

株を買ったはいいけど配当金の受け取りはどこでどのように行うのでしょうか。

 

①郵便局で現金で受け取る

 

配当金領収証というものが時期になると郵送されてきますので、それと印鑑を持って郵便局に行きましょう。

 

ただこの方式を選ぶと銘柄ごとに配当金領収証が送られてきますし、郵便局に行くのも郵便局の営業時間中にいかなければなりません。

 

手間がかかりますし、あとで取りに行こうと思ってそのまま忘れてしまうリスクもあるためおすすめできません。

 

②銀行に振り込んでもらい受け取る

 

登録配当金受領口座方式と呼ばれている受取り方です。

 

配当金を受取る銀行を指定します。その指定された銀行にすべての銘柄の配当金が振り込まれるようになります。

1つの銀行口座しか指定できないので、証券会社ごとに異なる銀行口座を指定することはできません。

 

また、ゆうちょ銀行は指定できません。1つの証券会社で配当金の受取方法を変更すると他の証券会社の配当金受領方法も自動で変更されますので注意が必要です。

 

どうしても振込先銀行口座を証券会社ごとでわけて管理したい場合は、

 

個別銘柄指定方式

 

という配当金の受取方法もあります。

 

が、保有銘柄1つ1つ個別に配当金がどの銀行に行くのかを指定しなければいけないため、手間がかかりすぎます。

 

非常にめんどくさいのでおすすめできません!

 

③証券会社の口座で受け取る

 

株式数比例配分方式と呼ばれる受領方法です。

 

なんかよくわからないという人はとりあえず、この方式を選んでおきましょう。

 

配当金が自動で株を保有している証券会社の口座に入金されるようになります。

 

A証券でトヨタ500株、B証券でトヨタ100株のように、同銘柄を複数の証券会社で保有している場合は、それぞれの証券会社の保有株数に応じてA証券には500株分の配当、B証券には100株分の配当が入金されます。

 

また、NISAで株式を購入している場合は、株式数比例配分方式を選択していないと、NISA枠で購入している株式の配当金が課税されますので注意が必要です!

 

特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合、売買の損失と配当益の間で自動で損益通算してくれるのも助かりますね。

 

 

銘柄が多すぎてどの株を買えばいいのかわからない人へ

 

日経平均株価AI予想というサイトで10年以上増配が続いている会社一覧をみることができます。

 

このサイトを見ている人は恐らく中長期で投資を考えているのではないでしょうか。

 

数年から数十年保有する銘柄と考えると過去の配当実績を調べる、直近の業績を調べる、チャートを見て株価位置を確認するなどして自分にあった銘柄を探しましょう。

 

 

銀行の金利が0.01%程度であることを考えれば、配当利回りが3~5%の銘柄がどれだけ高配当かがわかると思います。

 

仮に10年持っているとすると、30~50%の配当を受け取ることになりますので、株価の変動リスクを考えても長期保有はありだと思います。

 

 

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